







ストーリー

かつて戦火を鎮めた「連結の盟約」は
新たな時代のうねりの中で変革を迫られていた
理念を継ぐ者、異を唱える者、そして未来を選び取ろうとする者たち――
その想いが静かに、しかし確かにぶつかり合っていく
交渉と対話による平和を求める「ウィルハルト」
秩序は力によってこそ守られると信じる「涼雅(りょうが)」
二人の若き戦士の志は、やがて理念の違いによってすれ違い
連結の盟約の内外に、新たな分岐と緊張を生んでいく
一方、かつて「国境なき世界」の一員でありながら
理性と計略で未来を変えようとした「サスカルド」は
「ヴァルマ」との対話を経て、初めて“人の願い”と向き合う道を選ぶ
「中立の観測者」の「リエルŞελ・フミエスタ」は
どの正義にも染まらぬ眼差しで、大陸全体の揺らぎを見つめ
ただ一つの答えではなく、矛盾を内包しながら共に進む“許容の道”
を静かに示していく
力による秩序を貫いた涼雅は
仲間とのすれ違いに気づきながらも、自らの道を疑わずに戦場を進む
だが、その背に、誰にも語られぬ「問い」が寄り添い始めていた
そして物語は、すべての魂が試される場所――
終始環 第十五節・第八環へと至る
導士「ヤンヴェルク=リュゼリオ・カズラディン」は語る
「導きとは、答えを示すことではない。問いの中で共に在ることだ」と
その言葉に導かれ、青年「フェルディン/(琥珀)・ネノア」は
過去の傷と向き合い、「誰かのため」ではなく「自分の意志」で
未来を歩む決意を新たにする
その風の道を、静かに見守る者がいた
思想の旅人「タナグ=セシル・ファルシオン」
水と願いの大地「カコリス」から現れた彼は、
世界が語ることを忘れた“問い”に光を灯す者
「嫌うからこそ口にはせず、それでも現実の中で成すべきを選ぶ者こそが、
真に変革をもたらすのだ」と、その背中で静かに語っていた
理想と現実、力と対話、問いと答え
そのすべてが交錯しながら、大陸は新たな楽章へと進んでいく
そして迎える最終楽章――
奏でられるのは、問い続けた者たちの希望と勇気の証
これは、「誰かになる」物語ではない
「自分として生きる」すべての魂に捧げられた、真実の旋律である



キャラクター

ヴァルマ・アークレイド
-Valma Arclade-
かつての戦争の終結と
「連結の盟約」創設に深く関わった、歴戦の理想主義者。
出身:カラトニア州
所属:「連結の盟約」副評議会議長
かつての「国境なき世界」との最終交渉をまとめあげた
歴史的人物であり、争いを終わらせた
「停戦の言葉(トリリス・ディクタム)」
の起草者としても知られている。
彼は単なる理想家ではなく、深い懐の広さと、人の心の機微を見抜く慧眼を併せ持つ。
状況を静かに見据える冷静さの裏には、幾度となく命を懸けた対話の経験と、「絶望を知る者の優しさ」がある。
盟約を創設した当初、彼の理想は「武力に頼らず、対話と共存で大陸をまとめる」ことだったが、
その後の腐敗や理念の空洞化を前にして、
現在は「変革と統合の橋渡し役」として、新世代に道を譲るための土台づくりに注力している。



ウィルハルト・セレス フィールド
-Wilhard Ceresfield-
未来の「連結の盟約」を担う、若き外交戦士。
理念と対話を武器に、
戦争なき大陸を夢見る「調停の探求者」
出身:ミカゲリア州
所属:「連結の盟約」評議執行員
「争いを繰り返さない世界」を信じる青年。
少年期に戦災孤児として生き延びた経験から、
「武力によらない秩序の形成」を人生の主題としてきた。
少年時代、ヴァルマ・アークレイドの演説を聞いて
感銘を受け、十代後半で盟約付属外交学校に進学。
わずか数年で外交戦術・法学・歴史学に優れた実績を上げ、
“次代の盟約を担う者”として注目される存在に成長した。



サスカルド・ミトラ・ノクティス
-Sascard Mitra Noctis-
「調停と野心の狭間に立つ男」かつての策謀家にして、
理性によって未来を変えると信じた者。
そして今、新たな仲間と共に「導く」側へと歩き始めた。
出身:エリシオン帝国・首都ファルグリオル
所属:元・帝国外交戦略局長官/「国境なき世界」 外交官
現・連結の盟約 戦略顧問(正式加入)
論理を武器にし、理性で世界を均すことを信じていた。
かつての「国境なき世界」ではザーディンに共鳴し、
理念の一部を支えていたが、
組織が武力に傾いて以降は距離を置き、外交官として
「連結の盟約」と接触するようになる。
当初は、ウィルハルトら若き理想家たちを「未熟な善意」
として静かに観察する立場だった。
だが、ヴァルマとの言葉の交差により、
少しずつ内面が揺らぎ始める。
そして彼はある日、自らの口で告げる。
「私は、ただ正しさを管理したかった。
だが――それでは人の“願い”は扱えない。
…今さらだが、私はそれを学び直したいと思っている」



リエルŞελ・フミエスタ
-Reel shel Fumiesta-
「星を見つめる眼差し、輝きと影の狭間を渡る者」
星煌都市ルミエラの高位外交官にして、ティタニアムスと「連結の盟約」の双方を見つめる静かな傍観者。
出身: 星煌都市ルミエラ
(ルミナシオン連邦所属・高度情報中立都市)
所属:「星煌都市ルミエラ」高位外交官(特任観察官)
「国家の利益よりも、歴史の軌道を見据える者」。
彼はどの勢力にも属さず、
ルミエラが誇る「中立の観測者」として、
戦後のティタニアムスにおける主要会議や外交戦略の「影の記録者」を担っている。
本人は決して表立って主張しないが、彼の調停メモや報告書はしばしば各国首脳の決定に影響を及ぼす。
ウィルハルトやヴァルマたちとも、
あくまで「同盟」ではなく「相互理解」の枠で接している。



ヤンヴェルク=リュゼリオ・カズラディン
-Janvelk = Luzerio Kazradin-
「心の風を越えし導士」/“終始環 第十五節・第八環”に最も長く留まり、語り継がれる導士
出身:カコリス大陸・東部ハリマール地方
所属:独立導士
「導くとは語ることではなく、問いを照らすこと」
という思想を貫く導士である。
かつて“終始環 第十五節・第八環”にて、
誰よりも長く留まり、
心の風に耐える苦しみと価値を体現したことで知られる。
彼の語りは少なく、説得ではなく“沈黙の余白”を通して、聞き手の内面を引き出す。
彼は「人は傷の中にしか本当の願を見出せない」
と知っている。性格は穏やかで柔和。
だが内には火のような信念を秘めており、
それは表に出ることは少ないものの、誰かの願を感じ取った瞬間には明確に表れる。
導士としての信条は、「導く者は先を歩む者ではない。
共に歩み、共に悩み続ける者だ」
この信念のもと、彼は数多の巡環者に
「答えではなく、問いを返す存在」として記憶されている。



タナグ=セシル・ファルシオン
Tanag = Cecil Falsion
「語られざる問いの継承者」
世界が語ることを忘れた問いに、
静かに光を灯す思想の旅人。
出身:カコリス大陸・巡環都市クリスタリウム
所属:ルシディア導律庁
カコリス川中流の聖域「クリスタリウム」で育ち、幼少期より水晶占術と星語りの学びを受けて育った。
生来、川の声を聞き、流れの異変を感知する「水の導聖」としての資質を持っていた。
青年期、永遠の泉を巡る「水精の儀」に志願し、
南のアルバス草原まで旅を続ける中で、
多くの仲間と出会い、
セシルの「願」が本当に何を導くべきかを試されていく。



フェルディン/(琥珀)・ネノア
Ferdin / (Kohaku) Nenoa
「時の影を背負い、光の方角へ歩む者」
過去に囚われ、未来に怯え、
それでもなお立ち上がる“継承の旅導士”
出身:アカシウム大陸・星暦都市群ノクティア
所属:継承の旅導士
フェルディンは、「過去に生きる癖を持つ」青年
幼少期に「星律の崩壊(カレンダリオの乱)」
に巻き込まれ、「自分だけが取り残された」という感覚を
抱えて生きてきた。
内面は繊細で、強くあろうとしながらも孤独と恐れに敏感。
人に優しく、自分に厳しく、常に「どう在るべきか」
に迷い続けていた。
だが、「終始環 第八環」において
己の本音と傷と向き合い、
「誰かのためではなく、自分の意志で歩く」
ことを選び直した。
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後日譚歌集
登場人物
Re:Amber ―琥珀の風に―

ユウナ=ルビア・エリオス





